GR86(ZN8)はフルノーマル状態で203馬力(ダイナパック係数は1)が出ておりました。
GR86の特徴とも言えますが、4000回転付近でのトルクの低下が目立ちます。
その後、アペックス製フルエキゾースト(A'PEXi)の装着により、GR86は212馬力まで上がりました。
中回転域でのトルクダウンもかなり改善されました。
なお、この計測値は計測する環境(季節、気温、計測誤差等)の影響を受け多少変化いたします。
(別日に再度GR86のパワーチェックをしたところ、209馬力でした)
以下、ノーマルのGR86とアペックスフルエキゾースト装着後(未セッティング)の比較になります。
この仕様をベースとして、EcuTekを用いてGR86のECU(コンピュータ)現車セッティング・ECUチューンを行ってみました。
GR86が現車セッティングによってどのように変化するのでしょうか?
EcuTekは、GR86のギア係数・ファイナルギア変更時の補正・電動ファン開始ポイント・レブリミット・スピードリミッター・燃調・点火・可変バルタイ・電スロの調整が可能で、ECUの書き換えができます。
ECUにアクセスし、燃調や点火、可変バルタイを調整し現車セッティングをしていった結果、GR86は228馬力になりました。
※ 228馬力は、全計測中の最大値になります。
※ GR86の電子スロットル(電スロ)調整・アクセル開度についてはこちら
EcuTekでコンピュータチューンを施工する前と後では、トルクが約1.6キロ上がり、約16馬力が上乗せとなりました。(いずれも他の仕様は同じで、アペックスフルエキゾーストを組み込んだGR86になります)
以下はGR86のノーマルとフルエキゾースト+ECUチューン(EcuTek)の比較になります。
最大トルクが22.5キロ→25.7キロと約3キロアップし、馬力は最大で203馬力が228馬力と25馬力アップしています。中間トルクの谷では20キロが23.5キロと大きく改善しています。
※ 前述の通り気候等の条件によって計測値は多少の差が生じます。
ECUチューンによって全域でトルクと馬力が上がっており、ノーマルのGR86と比べると加速感は全く別物です。また、GR86の特性とも言える4000回転付近の落ち込みも大きく改善できており、ECUチューンの結果GR86は回転数に合わせてパワーを滑らかに出せるようになりました。
GR86(ZN8)や先代の86(ZN6)のトルクダウンはエキマニの性能で変わります。
トルク特性の良くないエキマニではいくらECUの現車セッティングを行ってもトルクダウンの傾向を抑えきることができません。
ですので、GR86でもZN6でもアペックスのエキマニは大変優秀です。アペックスのエキマニを取り付けただけで馬力の停滞がなくなります。
(弊社では先代86においてもアペックス製エキマニで良好な結果が出ております)
GR86 アペックスフルエキゾーストの詳細はこちら
このように、装着したパーツの特性に合わせてECU内のデータを調整し書き換える…即ちECUチューン、現車セッティングを施工することで、GR86はより高い性能を手に入れることができます。
ECU現車セッティングによりGR86は綺麗な右上がりの馬力になりトルクダウンも約2キロに抑えられ、横ばいのグラフ通りの大変乗りやすく速い車になりました。
OKレーシング GR86 ECU現車セッティングのご案内
チューニングの内容
・電子スロットルマップ変更
・燃調
・点火
・可変バルブタイミング
・スピードリミッター解除
・レブリミット変更
・電動ファン開始ポイント変更
価格:95,000円(税別) ライセンス料金別
ライセンス使用料:49,500円(税別)
※ 上記価格は2024年2月現在のものとなり、時期によっては価格改定される可能性がございます。
※ ウェブサイトの更新タイミングによっては店頭価格と一致しない場合がございます。ご了承くださいませ。
電子スロットル(電スロ)の調整に特化したリーズナブルなメニューもございます。詳しくはこちら→ GR86 電スロ調整
フルノーマルGR86にもECUチューンは可能です。詳しくはこちら→ GR86フルノーマル ECU現車セッティング
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